皆さんこんにちは('ω')
クマ男です🐻
今回は空き家シリーズ最終章ということで⇩
【中古住宅が絶好調!「カチタス」は今後も業績を伸ばし続けるのか?】
というテーマで話をしていきたいと思います。
さて、前回の投稿ではカチタスのビジネスモデルを簡単に説明し、そのビジネスモデルが今後の日本と相性が良い的な話をさせて頂きました。
ということで、今回はよりカチタスの事業の魅力、そしてカチタスの事業が本当に儲かっているのか?
それを今回証明していきたいと思います。
新築みたくキレイな中古住宅を提供するカチタス
一度おさらいしますが、日本の住宅購入のメイン世代は35~44歳だとお伝えしました。
そして、もっとも購入している世帯収入が500~1000万円だともお伝えしました。
このもっとも購入意欲の高いゾーンが、ここ近年減少傾向にあり、その原因は1990年代以降の収入の減少であることを説明させて頂いたと思います。
つまり、収入が目減りしているがゆえに、住宅を欲しくても買えない人達が一定数いるわけですね(;'∀')
そんな人達の心ををブレイクスルーするのが、中古住宅をリフォーム販売し、新築住宅の半値で提供する「カチタス」であると、前編の記事の内容というわけでした。
しかし・・・
- リフォームするって言っても、本当に人が心地よく住めるような物件なの?
- 本当にその会社って儲かってるの?業績伸ばしているの?
そんな疑問が湧いてきますよね?
ということで、本当に住めるような物件なのか否か、まずはカチタスが公開している資料をもとに説明したいと思います。
カチタスの付加価値の事例⇩
まずはカチタスのリフォーム施工について、以下の資料をご覧ください⇩
⇧の資料は、カチタスの決算資料から引用したもので、ご覧の通りトイレや台所が「まるで新築だ!」と思うくらい、キレイに仕上がっているのが分かるかと思います。
中古住宅を購入するにあたって、トイレやキッチンなど、水回りが汚かったり不衛生だったら住みたいと思いませんよね?
それと、内装だけでなく住宅の外観についてもみていきましょう!
ご覧の通り、内装だけでなく、外装にも力を入れているのが分かるかと思います。
なので、これから新しく住む人にとって、気持ちよく住めるよう「きっちりリフォーム致します!」「中古物件をなめんなよ(^^♪」っていうのが、カチタスの強みなのかなと思います。
カチタスのこれまでの業績について
ということで、次はカチタスの現在に至るまでに業績について見ていきましょう(^^♪
まずは売上からみていきます。
過去5年の売上になりますが、右肩上がりで素晴らしいですね!
売上については特に問題なく推移しているようです。
では次に営業利益をみていきます。
なんと、営業利益、営業利益率ともに理想的な右肩上がり!
しかも2017年から5年で利益を2倍以上に増やし、利益率10%超えとは本当に凄いと思います。
さらに2022年度の四半期の営業利益をみてみると⇩
これも本当に素晴らしいですね。
第4四半期(4Q)はこれからですが、各四半期ごとに前年を軽くクリアしています。
第4四半期の決算も恐らくほぼ間違いなく超えてくると思うので、2022年度決算も大幅に業績を伸ばしてくることが予想されます。
しかも、儲けているだけではありません!
実は、ディフェンス面においてもかなり強かったりします。
企業の財務の健全性を示す指標として、会社の自己資本比率というものがありますが、不動産業界では約30%程度なのに対し、カチタスは2022年2月現在においても50%を超えています。
ご覧の通り、直近5年で自己資本比率も増やしてきているのが分かります。
投資する側の心理としては、比較的安心していられる数字かなと思います。
それだけでなく、カチタスは危急時にも対応可能なビジネスモデルを行っており、決算資料によると、運営費用の大部分が変動費となっていて、固定費の割合が小さいようです。
つまりどういうことか?
例えば、コロナショックのように営業活動がままならず売上が大きく目減りしたとしても、固定費が小さいから大きな影響を受けにくいということです。
それこそ、休業、または時短要請がでて『しばらくまともに営業出来ません!』みたいなことが起きても『我々はコストも最小限ですし、金も充分あるので簡単には潰れませんよ!』って感じだと思います。
実際、コロナ関係なしに業績上げてるから本当強いですよね!
最後に、配当金についても見ていきましょう⇩
正直、配当金については「素晴らしい」とは言い難い数字ですね。
というのも、現在(2022年2月26日現在)のカチタスの株価は「1株:3485円」です。
PERも30%を超えており、やや割高感はあるのかなといった印象です。
利回りにして約1%にも満たないので、どちらかというとグロース株という位置づけで、今後の成長に期待しましょうってところですね(^^♪
もちろん、悪くと言っているわけではありませんよ!
成長株は基本的に配当を出さない企業が多いのでね(._.)
今後もカチタスは業績を伸ばし続けられるのか?
さて、肝心なのは、今後もカチタスは業績を伸ばしていくのかです。
あくまでも私の見解ですが、今後も伸び続けるであろうと思っております。
その理由はなぜか?
まず大きな理由として、既に空き家が大きな社会問題化していて、日本政府も「これはなんとかしなきゃならん!」ということで、国策として動いている背景もあるからですね(^^♪
ちなみに、政府の国策はカチタスの決算書に掲載されています⇩
どんな国策かと言うと、「中古住宅・リフォーム市場の拡大」という名目で、不動産取得税を軽減し、カチタスが中古物件を仕入れるコストが軽減されていたりします。
これは明らかに有利で、自動車屋で例えるなら、中古自動車を販売している企業に対し日本政府が「仕入れコストの一部を負担します!だから中古車ガンガン売って頑張れ!」と言っているようなもので、明らかにビジネスとして利益を出しやすくなりますよね?
消費者マインドの変化
それだけでなく、消費者マインドの変化もカチタスにとっては大きな追い風になると思います。
これも私の見解ですが、消費者の住宅に対する価値観は多様化しているかと思います。
どんな価値観の変化かと言うと⇩
- 将来がどうなるか分からないから、資産に余力は持ちたい
- 使い捨て感覚で家を所有したい
コロナのように、人の生き方を大きく変えてしまうような状況が二度と起きないなんて保障はないですよね?
だからこそ、一生かけて高額の住宅ローンを払い続ける人生はリスクであると考えている人たちも増えてるのではないかと思います。
もちろん、シンプルに新築のローンを払い続けるだけの資金余力がないから、中古物件を選ぶ人もいるでしょう。
でも、私もそうですが、有事のときに持っているものを捨てて、新たな選択肢を求めるには、やはり資金的な余力は必要だと思います。
そんなリスクヘッジとして、カチタスが提供する中古物件は今後も求められるのではないかと思います。
「使い捨て感覚で家を所有したい」については、最初から家を手放す前提で購入したい人達も一定数いるのではないかと思っているからです。
というのも、今の新築は世帯主が一生住み続ける、または子供に家を相続させる前提で購入している人達が多いのではないかと思います。
ただ、今の20代、30代の人達の価値観はとても多様化していて、それこそ「老後は別の土地に引っ越してひっそり暮らしたい!」とか「そんな長く住むつもりはないけど、マイホームは欲しい」
そんな人達が今後、または既にいるのではないかと思います。
というか、私がそういう価値観というのが強いですが(笑)
そして、これは私の願いでもありますが、カチタスのような中古住宅を売買するような企業が増え、市場が盛り上がれば、購入した住宅を手軽に売れるようになります。
空き家が増える理由は、持ち家を売りたくても売れないのが理由の一つ。
つまり、市場が盛り上がれば、空き家問題の解決にも繋がるし、私のような家を使い捨て感覚で所有したい人間にとってもありがたい話です。
そんな私の期待、そして国の良き未来を考え、今回はカチタスについてご紹介させて頂きました。