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日本で食糧危機は起こる?国別でみた小麦 輸入量のランキングで推測

皆さんこんにちは('ω')

クマ男です🐻

 

今回話すテーマは⇩

日本で食糧危機は起こる?国別でみた小麦 輸入量のランキングで推測

 

というテーマで話をしていきたいと思います。

 

さて、皆さんご存知のように、ロシアがウクライナを侵攻したことによって大きく世界が変わりましたよね?

政治的、経済的にも大きな影響があり、私たち庶民にとってもエネルギー価格、食品、日用品などなど、価格高騰ニュースで溢れかえっています。

 

しかしながら、私は価格高騰とかそういう話ではなく、重要なのは人間が生きていくための食糧が今後も継続的に入ってくるのか?

食っていくために必要な食糧はどうなるのか?

 

そこに対する情報は、ぶっちゃけあまりメディアで流れていないような気もします。

とりわけ日本において食糧危機は起こるのだろうか?

 

そんな疑問について気になったので、私なりにデータを用いて推測してみたいと思います(^^♪

 

世界の小麦の輸出シェア

 

さて、今回のロシアのウクライナ侵攻で要注目しなくちゃいけないのが小麦です。

いくつか理由はありますが、大きな理由は二つあり⇩

  • 小麦は世界で最も食べられている穀物の一つ
  • ロシアとウクライナの小麦の輸出シェアがめちゃめちゃデカイ

 

さて、まず小麦は世界最大の生産量をほこるトウモロコシよりも遥かに人間に食べられています。

トウモロコシの多くは家畜のエサやバイオ燃料に使われるケースがほとんどで、人間の口に入る量は実はそんなに多くありません。

 

これは国連の食糧農業機関の2019年のデータになりますが、人間が食べる小麦の食糧消費は1人あたり年間約66kg。

これを1日に換算すると約180gも消費していることになります(;'∀')

 

一日180gと考えると、なかなか凄い量ですよね?

だから、人間にとって小麦は食糧供給に欠かせない食べ物なんです。

 

そして次に、ロシア、ウクライナの輸出割合がめちゃめちゃデカイ問題・・・

 

 

ご覧のとおり、この二国だけで約30%近い輸出シェアを持っているので、もしこの両国が「小麦は国民に食べさせなきゃならんので、しばらく海外には出しません!」

みたいなことになったら、世界中で食糧難になる人達が出てくる可能性が高いです。

 

しかも⇩のグラフをご覧ください。

 

これは世界の小麦供給量の推移になります。

ご覧のとおり、人口増ととても関係があり、小麦がますます必要になっているのに、その蛇口をしめようとしているわけですね(._.)

 

もちろん、この戦争が今後どうなるか全く分からないので、本当に小麦が不足するのか否か分かりません。

でも、ロシア、ウクライナの小麦が世界へ流通しなくなれば、当然食糧危機にいたるのは容易に想像できるかと思います。

 

世界各国の小麦の輸入量とランキング

 

さて、次にみていきたいとのが、世界各国の小麦の輸入状況です。

どの国がもっとも小麦を輸入していて、どれほど輸入に依存していて、どれくらいロシアやウクライナから輸入しているのかなど、みていきたいと思います。

 

まず大きく数字をみていきます。

⇩の表をご覧ください。

 

これは世界の小麦輸入量ランキングを上位12位までまとめてみました。

ちなみにあえて12位までにしたのは、ちょうど日本が12位だったからです(笑)

 

ご覧の通り、インドネシア、中国がもっとも輸入量が多く、その他は中東、アフリカなどが上位に入ってきているのが分かるかと思います。

いずれも人口の多い国で、日本よりも人口の多い国、または同じくらいの国がほとんどです。

 

しかも厄介なことに、ロシアの小麦の輸出先については、中東、アフリカで約半分以上をしめていて、その次にアジア地域での輸出が多く、ヨーロッパや南北アメリカに対する輸出の割合は極めて低い・・・

(参考資料⇩)

二兎を追うロシア農業 〜穀物輸出と畜産物生産・輸出の拡大〜|農畜産業振興機構
二兎を追うロシア農業 〜穀物輸出と畜産物生産・輸出の拡大〜|農畜産業振興機構

独立行政法人農畜産業振興機構は、農畜産業及びその関連産業の健全な発展と国民消費生活の安定のために価格安定業務,補助事業,情報収集提供事業を実施しています。

www.alic.go.jp

 

なおウクライナの輸出先もロシアと同じく、中東、アフリカ、アジアの地域が多いようです。

(参考資料⇩)

ロシアのウクライナ侵攻による穀物需給への影響|農畜産業振興機構
ロシアのウクライナ侵攻による穀物需給への影響|農畜産業振興機構

独立行政法人農畜産業振興機構は、農畜産業及びその関連産業の健全な発展と国民消費生活の安定のために価格安定業務,補助事業,情報収集提供事業を実施しています。

www.alic.go.jp

 

まさに、今上位に挙げた国々は、ロシア、ウクライナからの小麦輸入に依存している可能性が極めて高く、しかも人口が多いため、これらの国々で食糧危機が起こりえるという話しになるわけです。

 

以下参考までに⇩

世界最大の輸入大国であるインドネシアに至っては100%が輸入であって、そのうち2021年のウクライナが占める割合は約27%、ロシアは0.02%。

(※数字はジェトロ(日本貿易振興機構)の記事より)

 

トルコについては、2021年に小麦輸入の約87%を両国(ロシア、ウクライナ)から輸入。

(※数字はジェトロ(日本貿易振興機構)の記事より)

 

エジプトについては、2020年の小麦輸入の約9割をロシア、ウクライナから輸入。

(※数字はジェトロ(日本貿易振興機構)の記事より)

 

日本で食糧危機は起こりえるのか?

 

ではでは、肝心な日本はロシア、ウクライナから小麦を輸入していたりするのか?

以下の表をご覧ください。

 

もっと分かりやすくグラフで表すと以下の通り⇩

 

 

ご覧のとおり、日本はロシア、ウクライナから小麦を輸入はしておりません!

ちょっと安心しましたね(^^♪

 

しかし、もちろんですよ。

確かに日本はロシア、ウクライナから小麦を輸入はしていませんけど、それでも需給のひっぱくで小麦価格は高止まりするでしょうし、場合によっては経済力のある国に小麦を買いたたかれる可能性もあって、さらに小麦の値段がむちゃくちゃ値上がり・・・

 

下手をしたら小麦製品は手軽に食べられるものでなくなってしまう可能性もあったりするのかなと・・・とまあそれは未来にしか分からないことですが。

 

あくまでも私個人は、恐らく日本において食糧危機が訪れる可能性は極めて低いと思ってはいるのですが、それでも「私は小麦が好き!だから毎日爆食いしてます!」みたいなことは難しくなる可能性は十分にあると思います。

 

だから、カロリーベースで小麦の割合が高い方は、いまのうちから別の穀物にシフトした方がいいかもしれませんね。

まあ日本において小麦の代わりになる穀物といったら、あれしかありませんけど。

 

代わりというか、今も主食として食べられているものではありますね。

 

ということで、次回は穀物の大転換ということで、久しく投資を絡めた話をしたいと思います。

 

そして、日本においてはロシア、ウクライナ侵攻による食糧危機だけでなく、そもそも農業で働く労働人口問題もあったりするので、それも含め話をしていきたいと思います(^^♪

 

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