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あなたのボディメイクが地球環境を破壊する

 

あなたのボディメイクが地球環境を破壊する・・・

なんとも意味不明なタイトルで「どういうこと???」って思われたのではないかと思います。

 

意味不明なタイトルですが、最後までこの記事を読んで頂ければ「あ、そういうことね。確かにそうかもしれないね!」と納得して頂ける内容になっております。

今回の記事は10分程度で読み切れる内容になっております。

 

地球に異常が起きている

 

皆さんご存知のように、ここ近年では人類が経験したことのない異常事態が連発していることはご存知かと思います。

 

2020年に始まった新型コロナウイルスはもちろんのこと、日本では数年に一度の大雨が連発していたり、各地で竜巻が起きたりなど、常識をひっくり返すような異常気象が多発していますよね。

 

さて、皆さんはこの気候変動に対してどう感じていらっしゃいますか?

 

少なからず私は自然育ちで自然が大好きな人間ですから、このような状況に違和感を感じております。

だからこそ、この記事を読んでくださっている皆さんと一緒にこのテーマについて考えていけたらと思ってます。

 

私たちの食の在り方に問題が・・・

 

気候変動に関しては死ぬほど要因が考えられるし、簡単に「これが悪いんだ!」などと犯人を特定することは出来ません。

しかし、その中の一つの要因として私が問題視しているのは・・・

 

『食べ物』です!

 

「え?」って感じですよね?

ガソリンや石炭を言うかと思いきや、まさかの食べものときたわけです。

 

なんだか面白くなってきましたね(^^♪

そう、私達が日常で食べている食べ物こそ、私は大きな問題だと思っていて、しかもそれは表面上分からないようコーティングされていたりします。

 

今、食べ物をめぐって地球でなにが起きているのか?

 

環境破壊をもたらす食べ物とは?

 

さっきから「食べ物」「食べ物」と連呼していましたけど、『食べ物は分かったけど、どんな食べ物が問題なんだよ?』

そう思われている方も多いかと思うので、答えを言うと・・・

 

それは『お肉』です!

 

「なぬ~!!そんなばかな・・・俺は大の肉好きで毎週焼肉屋で10人前のカルビを食べるのが好きなんだよ!」

健康を害するほどの「愛LOVE焼肉」という人もいるでしょうけど、今地球の気候変動の主要因の一つに『家畜』が問題視されていたりします。

 

家畜由来の気候変動は本当に起きているのか?

クマ男の妄想ではないのか?

 

人類の肉食化がもたらす灼熱の未来

 

旦那:「う〜、今日も暑いな〜」
妻:「しょうがないよ、だって今日の最高気温は44℃だって予報だし」
旦那:「マジか〜…一昨日も43℃で暑かったのに、またそれを上回る暑さか、しかもまだ6月だってのに…」
妻:「とにかく、さっさと買い物済ませて家で大人しくしてましょう」

 

つたない素人表現で恐縮ですが、これは、2100年の未来を予想した、とある夫婦の日常会話の再現です。

 

あくまでも、私の予想する未来ですが、これから生まれてくる世代の子の未来は絶望的な猛暑に悩まされる可能性があると思っていたりします。

 

それはなぜか?

先ほどもお伝えしたように、私たちが普段食べているお肉。

つまり家畜が地球温暖化の主要因となっている可能性が高いからです。

 

家畜が地球温暖化に及ぼす影響はいくつかあるのですが、その中で一番分かりやすい例を一つだけ取り上げるとするならば・・・

 

森林伐採です!

 

『は?家畜と森林伐採?繋がる要素がみつからなくて意味不明なんだけど・・・』

 

そう思った方もいるかもしれません。でも大丈夫です!

それを今からデータを用いながら説明していきたいと思います。

 

家畜は森林破壊の元凶なのか?

 

実は、今世界で森林の消失が進んでいて、しかも恐ろしい勢いで世界の森林が消失していたりします。

まずは下記のグラフをご覧ください⇩

 

出所:FAOグローバル森林資源評価より クマ男グラフ作成

 

けっこうなスピードで森林が消失しているのが分かると思います。

数字にすると1990年から2020年の30年間で、約1億7千万ヘクタールもの森林が失われているようですね(._.)

 

もはや規模がデカすぎてよく分からないですが、なんとなくすんごい量の森林が消えてるんだなと分かって頂けたかと思います。

 

「いやいやクマ男さん!確かに森林が消失しているのは分かったけど、それが家畜とどう関係あるっていうのさ?」

 

そんな突っ込みに対して、しっかりと説明していきたいと思います。

 

これについては「家畜の現在の個体数」そして「家畜の餌の量」を知ることで謎が解けます。

 

さて、皆さん知ってますか?

家畜がこの世界にどれだけ飼育されているか・・・

以下のグラフをご覧ください。

 

出所:FAOSTAT_data_10-6-2021 よりクマ男作成
※人間は予測値

 

さていかがでしょうか?

なかなかの個体数ではないでしょうか?

 

しかも、国連食糧農業機関(FAO)が公開しているデータによると、このうち牛は毎年3億頭以上が食肉用に屠殺され、鶏に至ってはなんと700億羽ほどが屠殺されているようです。

もはやとんでもない大量虐殺・・・💦

 

地球が太陽の周りを一年かけて回っている間に、鶏は3世代も入れ替わり、その都度人間に食われ続けているわけですね(;'∀')

 

これだけ殺しておいて、なお一定の飼育数を確保できているのが不思議でたまらない・・・

 

その謎は置いておいて、少なからず「現存する家畜+新規で生まれた家畜」に費やすコストは半端じゃないことは容易に想像ができるかと思います。

 

牛一頭に必要な食糧

 

そこで皆さんに一つ考えて欲しいことがあって、牛一頭の体重ってどのぐらいか分かりますか?

 

実はこれがけっこうな重量感でして、彼らは人間の約10倍の約700~800Kgくらいだったりします。

となるとですよ!

 

牛の飼育数約15億×10で計算すると人間150億人分に相当するわけです。

 

つまりシンプルに考えた場合、牛だけで全人類の2倍の量が必要だと考えられるわけです。

現に彼らは一日にエサである飼料を20~30kg食べていることから、「まあそのくらいは食べるでしょ」ってのは想像できるかと思います。

 

牧草地と農場開拓のために森林は消える

 

となるとですよ?

彼らに必要な「食糧」は全人類の倍は確実に必要であって、これをなんとか用意しなくちゃいけないわけです。

 

つまるところ、大量のエサを作るための『農場』と、彼らを育てるための『放牧地』が必要になってくるわけです。

 

じゃー開拓はどこで行われるのか?

 

どう考えても、都市部の一等地に牧場を作るなんてのはあり得ませんよね?

 

それこそ人の居住地に強烈な臭いを放つ家畜がいたら困ってしまいます。

窓を開けて喚起をしたら強烈なアンモニア臭がするようなところに誰も人は住みたくありません。

 

つまり人がいなくて、広大な土地と生育環境に適した土地です。

 

そう、それが「熱帯雨林」だったりするわけなんです。

 

熱帯雨林のようなジャングルだったら、まず人が住むに適さないし、森林を潰してしまえば土地は広いし、水資源もあって生育環境も悪くはない。

 

「いやいやクマ男さん!でもさ、本当に熱帯雨林が潰されているの?そんな環境破壊許されるの?」

 

もちろん、そんな突っ込みに対しての反論もご用意させて頂いております。

熱帯雨林といえばアマゾンがなんとなく思い浮かんでくるかと思います。

 

そんなアマゾンの約60%の面積を占めているブラジルを例にとって解説していきたいと思います。

 

ブラジルの森林消失と世界への影響力

 

下記のグラフをご覧ください。

 

FAOグローバル森林資源評価よりグラフ作成
https://fra-data.fao.org/

 

森林大国であるブラジルに関してとんでもないスピードで消失していて、20年間で約9000万ヘクタールの森林が失われています。

 

これ、なかなか凄い数字なの分かりますか?

 

先ほど30年間で、世界の森林面積が約1億7千万ヘクタールが消失したとお伝えしましたが、ブラジルはたった一国で9000万ヘクタールも減らしている世界№1の森林消失大国なのです・・・

 

世界の森林消失の50%以上がブラジルから発生していて、もはや他の追随を許さない独走状態の断トツ一位です。

 

そろそろ育毛に励んだ方が良いのではと思うくらいですが・・・

実はブラジル、特徴的なのは森林だけでなく、実は巨大な食肉生産国だったりします。

 

下記の円グラフをご覧ください⇩

独立行政法人農畜産業振興機構   畜産物の需給関係の諸統計データよりグラフ作成

 

独立行政法人農畜産業振興機構   畜産物の需給関係の諸統計データよりグラフ作成

 

なんと蓋を開けてみたらビックリ!

ブラジルは、牛と鶏の世界№1の輸出大国だったりするのです。

 

食品コーナーで見かける鶏肉が、やたらとブラジル産が多いのには納得がいきますね。

 

そしてブラジルは家畜だけでなく、家畜の飼料となる穀物もたくさん作っていて、世界に向けてたくさん輸出をしていたりするのです。

 

つまり、ブラジルは食肉を世界に輸出するために、大量の家畜を育てなければいけません。

となると、たくさんの家畜を育てるための牧草地だったり、家畜に必要な穀物を作るための農場が必要だったりします。

 

ちなみにブラジルは飼料である大豆の大量生産国で、アメリカと1位、2位を争うトップランカーだったりします・・・

もはや突っ込みどころまんさいで、森林減少の疑念が強まるばかりですね(笑)

 

もはや家畜と熱帯雨林の減少に相関関係がないとは言えないでしょう。

 

あなたのボディーメイクが森林を破壊する

 

 

ここまでの話、いかがでしたでしょうか?

この事実を知らない方にとっては、なかなか興味深い内容だったのではないかと思います。

 

さて、最後に今回のテーマであった『あなたのボディメイクが地球環境を破壊する』に話を落としていきたいと思います。

 

私はSNSのツイッターやインスタグラムをやっていたりしますが、現代のムーブメントなのか、己の肉体美を積極的に投稿されている方がとても多い気がします。

 

もちろん悪い傾向ではなくて、むしろ健康思考でいいと思っています。

ただ、一つ懸念しているのは、肉体美を目指すために炭水化物を減らし、代わりにお肉を中心に食べる方が一定数増えているのではないかと思うことです。

 

もちろん、肉中心ではなく、大豆や魚から積極的にタンパク質を摂られる方も多いでしょう。

だけど、お肉を推奨するような書籍やメディアが増えている限り、体づくりの手段としてお肉を食べる人達は少なからず増えると思っています。

 

出所:農林水産省(食料需給表)よりグラフ作成

 

上記は、日本人1人当たりの食肉の推移をグラフ化したものです。

常に右肩上がりなのが分かるかと思います。

 

バブル崩壊後の1990年~2010年くらいまでは一定の調整があり、伸び率は鈍化してますが、再び2015年あたりから、強い上昇率が見て分かるかと思います。

 

もちろん、これが近年のボディメイクブームによるものだとは思っていないし、国が成長すると共に肉食化が進むのはどの国でも共通しています。

しかし、体作りを目指す人が増えているのも事実であって、体を鍛えているのであれば肉を欲しがるのも事実だと思います。

 

そして最後に皆さんにお伝えしたいこと・・・

この日本が歩んできた肉食化の現象は、これから経済発展が見込まれる新興国でも起きると想定されます。

 

とするとですよ・・・

お肉の需要はどんどん増えていき、その結果どうなりますか?

 

さらなる森林伐採がおき、アマゾンの熱帯雨林は消えてなくなるのでは・・・

 

そんな危機感を覚えてしまうような、そして私たちも食肉に対して真剣に考える時代になったとも言えます。

 

むしろ、地球環境のため、人類が生き残るためには、炭水化物である穀物をもう少し積極的に食べるべきなのではないか?

 

そんなテーマを引き続き別の記事で取り上げてみたいと思います。

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